【日本人初】地図にも載ってないカリラヤ湖で最高のグランピングをしてきた
こんにちはSHOです
若い時からアウトドアが好きで10代の頃から自転車にテントと寝袋を積んで野宿旅をしていたり自転車で日本一周旅行をしたりしていました
キャンプはもっぱらキャンプ場ではなく山籠りスタイルの社会不適合者的な少年時代を過ごしました
社会人になりしばらくして独立した頃、いつか海外でキャンプを楽しみたいなぁと夢を見ていたのですが、先日フィリピンのルソン島南部にあるカリラヤ湖の湖畔でキャンプをしてきたのでご紹介しようと思います
20代の前半から「自分の誕生日を海外で過ごせたらいいなー」と思い誕生日の週は毎年海外で過ごすのが恒例行事となってました
ここ数年はフィリピンで仕事を始めた関係でフィリピンで過ごしていたのですがその土地の友人や知人もかなり増え現地の情報が色々と入る様になったのでフィリピンでキャンプをしてみようと思い付き友人とフィリピンキャンプを企画したのです
私も本当に楽しめましたのでいつもより写真多めでお送りします!
フィリピンでキャンプの候補地
最初の候補で考えたのはパラワン諸島やルソン島付近の無人島、ラグーナの離れ小島あたりでした
突発的に思い付いたキャンプだったので問題点は沢山あり、キャンプギアは持ち込むべきか?食料の調達は?そしてルソン島にしか親しい友人が居なく、ルソン島以外の情報を現地の友人から得られないので記念すべき第1回目はルソン島で楽しめる場所を探し決行する事にしました。
海外での初めてのキャンプなので場所を探す上で意識したのは
- 日本人が絶対居ない場所(最重要)
- 食材の確保が目処が付く
- マニラ市内から車で行ける距離
- 設備等がそれなりに揃っている(実は優先順位は低め)
海外旅行が初めての友人やキャンプやアウトドア経験があまりない友人を連れて行くので
今回はこれが条件で探してみました
特に個人的に重要視していたのは日本人が居ない場所
海外旅行という非現実的な経験の中で日本人が居ると正直冷めてしまう性分なのです。笑
欧米人の別荘地として人気の幻の湖〝カリラヤ湖〟
結局現地の友人からの情報やwebで自分でも調べた結果カリラヤ湖という湖をチョイスしました!
マニラからは車で4〜5時間程ラグナ州のカリラヤ地方にある地図によっては記載されてなかったする幻の湖です
フィリピンの友人の話だと戦後は世界の富豪の別荘地として人気だったそうでローカルでも知らなかったり行った事が無い人が多いそうです
事前にネットで調べてみると1000件程しかHitせず湖釣りの穴場という情報しか見つかりませんでした
しかしInstagramで検索をすると海外の方はレジャーで訪れてる投稿があり私は心躍らせました
カリラヤ湖の湖畔にある別荘を借りる事にしたのですがこの辺りには道路がなく湖からは船で向かうというワクワクするスタイル
今回はフィリピンの知人の親戚に14人乗りのミニバスを出してもらいましたが、当記事をご覧になってカリラヤ湖に行く方が居ましたらドライバー付きのレンタカーをおすすめします
実際に、行ってみてわかったのですがこの辺りは現地の地図にも記載されてなかったりアプリで調べても詳細地図はGoogleMAP、AppleMAP共に出ず
AppleMAPに関してはカリラヤ湖そのものが表示されない幻の土地
さらにフィリピンでも田舎にあたるので英語を話せる人はほとんど居らず、タガログ語のみでしかコミュニケーションが取れませんのでフィリピンの方に同伴して頂かないと色々と苦労すると思います
現地での食材調達はサンタクルス市場
ラグナ州の超大型市場であるサンタ・クルス(Santa Cruz)
マニラからは車で3時間程の距離に位置しておりこのエリアでは最大級のマーケットだそうです。
周りを見渡しても観光客らしき人はは私達以外は居ませんでした
ローカルマーケットといった感じで個人的には最高な雰囲気です
こちらもネットで検索してみると全く情報が無い土地でして個人的にはこういう場所は不安と好奇心が入り乱れワクワクしてしまいます。笑
この市場では英語は全く通じないと言っても過言ではないので英語に自信ある日本人の友人は珍しく怖気付いてましたね。笑
私は元々英語を話す事が出来ないので普段と変わらずノリと勢いで何の問題もなくショッピングを楽しむことが出来ました
こちらではフィリピンのカラバオという品種の牛肉が手に入ると聞いたので調理してみたいと思い購入してみました
カラバオとは日本でいう所の水牛のような品種の牛でかなり筋肉質で脂が少なく肉質は硬め、値段もかなり手頃なので田舎ではかなりポピュラーな食材なようです。
硬くクセがあり日本で食べる牛肉とは全く違う食感でフィリピン人の友人曰く、煮物やひき肉にする事が多いそうです
ジビエの様な獣臭もあり個人的にジビエが好物なので私は好きな味でしたが、普通の牛肉だと思って食べると臭みや肉質がダメだと感じる人も居るかと思います
ちなみに一番的な牛肉はタガログ語では バカ(BAKA)という名称で売られており
フィリピンのBBQ店等に行くとバカの文字を沢山目にします
今回はせっかくなのでアウトドアらしくBBQをする予定でしたのでバカとカラバオ、ポークとラグナ州の名産であるティラピアという淡水魚を購入しました
ティラピアとはスズキ目カワスズメ科に属する淡水魚でアフリカ原産の暖かい地域に生息する魚です
日本では沖縄の河川に一部のみ生息する外来種でもあり和名は〝イズミダイ〟と呼ばれています
淡水魚なのにタイと名を持つのはタイに似た味のため日本でも食用として入ってきた歴史があるそうですが水温が低い本州では生きられないので日本では食用として受け入れられなかったみたいです
実は日本では観賞魚として人気で稚魚が熱帯魚ショップに並んでたりします
熱帯魚を食べるってなんだか不思議な感覚ですよね!笑
そしてフィリピンでは流通などのインフラがまだ弱いので田舎に行くと地産の物は恐ろしい程安く、加工品は首都圏より高かったりしますのでマニラから行かれる際は首都圏のスーパーで加工品を購入しておくのがオススメ
カリラヤ湖〝Lake Caliraya〟でのキャンプ
Santa Cruzから地図に無い道を走り役1時間
幻の湖Lake Calirayaが見えてきました
しかし地図に道が記されてないのでなかなか入り口を見付ける事が出来ず、現地の方に聞き込みをしてようやくそれらしき場所を見付ける事が出来ました
湖に着いたら専用のバンガボート(?)に乗り込み湖を渡った所に今回の宿泊地があります
だいたい船で10分位かな?
遥か先にそれらしき豪邸が見えてきました
ここが別荘だなんて憧れちゃいますよね
貸し別荘と聞いてましたがリゾートホテルの様にオーナー様が投資をし開発しており
太陽光発電に自家浄水というフィリピンとは思えない程、エコでハイテクな施設で驚きました
そして敷地内は完全禁煙。電子タバコのみ喫煙可という徹底ぶり
オーナー様が数人のハウスキーパーを雇っており、私達が借りている間はスタッフとして色々と手伝ってくれました
正直、適当なホテルよりサービスもよく大自然も感じられる場所でキャンプというよりグランピングというような雰囲気
決してアクセスの良い場所ではないし日本だけではなく現地でもあまり知られてないので私達が日本人初のゲストだったようでかなり手厚くもてなして頂けました
宿泊先の写真等
私も今回かなり楽しみまして写真を沢山撮ってたので設備の解説等と共に紹介したいと思います
ボードで着くのはココ
こんな素敵なスポットに今まで日本人が来てないと聞いたらテンション上がりますよね
上陸する前から私の中ではリピート決定
ここがダイニングです
開放感抜群で最高のロケーション
空調はありませんが昼間は風が入り夜は涼しく過ごしやすい空間でした
10人程度で過ごすには贅沢過ぎるほど広い空間
飲食が許されるのはダイニングと野外のみです
こちらはゆっくりくつろげるスペースなのですが滞在中はかなり積極的に遊んでいたのでほとんど利用する事はなく今思えば少しもったいない事したなぁと思いました
次回はもう少し長めに滞在したいと思ってます
湖畔では夜、お酒を片手に焚き火が出来るこの場所
ここが個人的に借りる決め手になったのです
美味しいブランデーを飲みなら火をいじる時間は素朴ながら最高に贅沢な時間の過ごし方ですよね
ここが寝室?になっている建物
12台のベッドがあり最大12人しか泊まれないのですが2019の夏には新しい棟が完成するようで18人まで利用出来る様になるそうです
その目の前にはプライベートプール
プールは深めで身長180センチの私が飛び込んでも全く足が底に付かないのでかなり派手に遊べちゃいます
塩素の香りが強いものの自家浄水というのだから驚きですよね
アクティビティもかなり充実しており
カヤックにパドルボード、水上トランポリン
更には釣りも楽しめるのでファミリーでも楽しめるし大人でも充分にエンジョイする事が出来ました
カヤックは沖縄にいた頃によくやってましたが湖は波も穏やかなので服を着てきたまま優雅にパドル出来ました
料理人として気になるのはやはりキッチン
キッチンは五徳コンロの他にアメリカンスタイルのBBQグリル
写真を撮り忘れましたがなかなか大きなピザ窯もあったので次回は手作りピザにも挑戦してみようと思ってたりします
BBQで使う牛肉の処理をしながら生肉を食べる私
市場で10ペソで購入した塩が海水をそのまま固めたような美味しい塩でして次回はお土産に沢山塩を買おうと心に誓いました。
※生食は衛生上よい子は真似しないで下さいね
夜はフィリピンスタイルのディナー
スタッフの方に頼んだら山からバナナの葉を刈ってきてくれました
市場で購入したティラピラと牛肉と豚肉でBBQ
カラマンシーという日本だと沖縄の名産であるシークワーサーの様な柑橘を醤油と合わせてディップしながら素手で食べるローカルスタイルです
食後には焚き火を囲いながらお酒を楽しみました
こういった何もせずお酒と火で仲間と語らう時間って都会住んでるとなかなか出来ないですよね
いつか海外でアウトドアを楽しみたいという長年の夢がひとつ叶いました
何も気にせず過ごせるこの空間はとても有意義な時間となりました
不思議な事に空気が綺麗な場所って前日酔っ払っても朝早く起きられるもんなんですよね
睡眠の質は空気の質なんだなと改めて実感しました
湖畔の朝焼けは写真では伝えられない感動的な景色でした
朝日を観ようと思い早朝起きたのですが少し方角が違ったようで日の出を拝むことは出来ませんでした
澄んだ空気と朝日の光で鏡のように映った湖は本当に数分というわずかな時間でしたが絶景!
朝食はスタッフの方々が作ってくれました
ガーリックライスとスクランブルエッグ
フィリピンの甘辛いソーセージ"ロンガニーサ"
スパイスやハーブがふんだんに入っており日本では味わえない味
ちょっと好き嫌いあるかもしれませんが私はお酒とも米とも相性バツグンのロンガニーサが大好きです
朝からついつい飲み始めてしまいますね。笑
写真をダラダラの載せてみましたが
写真だけでは伝わりませんが控えめに言って最高でした
まとめ
言葉の伝わらない土地でのグランピング
次回はフィリピンの無人島を貸し切る予定で既に候補地を何箇所か考えていたのですが、ロケーションやサービスも全てが期待以上で、私自信ココをすっかり気に入ってしまいましたのでまたこの地に来る事になると思います
一般的な日本人が行かなそうな場所を選んだ結果、日本人で初めてこの場所に来れた事がとても光栄ですし今後ともコアな海外キャンプを楽しみたいなと思ってます
みなさんもマニアックな場所に訪れてみてはいかがですか?